こんにちは。
最近なぜか毎日のように、はるか遠方ロシアの方々からアクセスいただいている丈夫会計事務所です。ズドラーストヴィチェ!
インターナショナルな会計事務所を目指したいです。
平成27年度の確定申告も、早いもので残すところあと3日となりました。前回、前々回とあまり馴染みのない分野での投稿でしたが、今回は個人的に確定申告で見落としがちなポイントをまとめてみたいと思います。
◆交通費も医療費控除○
お医者さんに通うために電車やバス、タクシーを利用して通院するケースは多々あるかと思いますが、これらの交通費も医療費控除に含めて申告することが可能です。ただしタクシーに関しては、一般的にはその全ての金額が医療費控除の対象となるわけではなく、突然の陣痛など、病状からみて急を要する場合や電車、バス等の利用ができない場合に限ります。
また、電車やバスについては、日付、医院名、経路、金額などをエクセルやノート、メモ書き等でまとめ、そちらの合計額を交通費として「医療費の明細書」に記入することが可能です。このとき、この書類も医療費の領収書とともに添付して申告します。イメージ的には下図の通りです。
平成○○年度 交通費精算 | |||
日付 | 医院名 | 経路 | 金額 |
1/1 | ○○クリニック | 自宅-最寄バス停 | ○○円 |
2/1 | ○○歯科医院 | ○○駅-最寄駅 | ○○円 |
3/1 | ○○病院 | タクシー(領収書別添) | ○○円 |
↑こういうのをgifなどを駆使してカッコよく作りたいものです。。
なお、自家用車を使用した場合のガソリン代や高速代、駐車代は医療費控除に含みませんのでご注意ください。
なんでも電車・バスは人的役務提供だからいいのだとか。。友人の母は陣痛の際、自分で運転して病院に行ったそうなので、残念ながら医療費控除の対象になりませんね。なんだかなぁ。
◆意外に多い?窓口に赴いて提出しなければいけないという固定観念
職人さんやフリーランスの方などで、確定申告書の作成は終わったけど提出するために仕事を半日休まなければいけない、と嘆いておられる方が身近に結構いらっしゃいました。この時期は本当に恐ろしく税務署が混んでいるため、収受印をもらうだけでも一苦労です。税務署までの移動時間なども考えると、下手をしたらそれだけで一日時間を割いてしまいます。
申告書の提出方法ですが、郵送で問題ないです。この時、必ず返信用封筒と切手を同封して収受印を押してもらった控えを送付してもらいます。控えがいらない場合は除きますが、通常は税務署提出用の正、提出者保管用の控というかたちで、申告書の分かりやすいところに記載します。郵送の手段は普通郵便でも受け付けてくれますが、確実性を求める意味でも書留や簡易書留、特定記録で送付するのが無難です。また、申告書は信書に該当しますが、レターパックでも送付することができます。
この仕事に携わっている方には当たり前のことかもしれませんが、一般の方にはあまり周知されていないことなんだと感じた瞬間でした。
なんか長くなってしまったので、2回にわけて投稿したいと思います。何となく1000字を超えるとスクロールも多くてだれると思うので。。スパシーバ!
もう少しお付き合いいただける方は、こちらもご覧ください。
・まもなく確定申告期限、見落としがちなポイントを総ざらい②
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