◆会計事務所を毎年のように変更

篠崎それはないって
自分で粉飾指示しといてめっちゃ税理士のせいにするもん

 

振り袖の販売・レンタル業の「はれのひ」が売上高を粉飾した決算書類で、銀行から融資を受けたとされるこの事件。
銀行員に特別損失の理由を聞かれた際、篠崎元社長は、「今まで税理士が仕訳ミスをしていたから、この決算書になった」と説明していたようですが、ちょっとこの発言は看過できないですね。川島のパンチング並みにないです。
断言せずとも当然ですが、4800万円もの売上を間違えて仕訳入力する税理士は存在しません。
もちろんこんな発言を鵜呑みにし、税理士=いい加減というレッテルを貼られ、税理士と金融機関との信頼関係が崩壊するなんてことはないと思いますが、やっぱり気分はよくないです。
そして不正融資も言語道断ですが、今回振袖を心待ちにしていた新成人の方々の気持ちを見事なまでに踏みにじっています。
巡って間接的ではありますが、税理士もこの方々、周りの方々に多大な迷惑を掛けてしまったことを考えると、残念の一言では片付けられないです。堪らないですね。
仕訳一本でこんなにも影響があることを、改めて痛感します。。
税理士も会社も金融機関もみんなグル、という意見もあるかもしれませんが、もしそうだとしたら、猪木のビンタを100万回ぐらい受けて事の重大さを理解すべきです。

 

はれのひは、毎年のように会計事務所を変更し、決算書を作成していたと報道されています。
自分に都合のいい決算を組んでくれる税理士を、毎年探していたのでしょう。
税務署も金融機関も、新規クライアント案件を受けた会計事務所もみんなそうですが、毎年異なる税理士がサインをしていると、何かやってんじゃないかと勘繰ります。
どこぞの政治家と一緒で一貫性がなく、やはり渡り鳥は信頼できないです。
ブレることなく、でも時には柔軟に、何事も取り組んでいきたいと思います。

 

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