◆【絶対王者 吉祥寺】ついに首位陥落

先日、リクルート住まいカンパニーより「2016年版 みんなが選んだ住みたい街ランキング 関東版」が発表されました。このランキングによりますと、2010年から5年連続で首位を守り続けていた【絶対王者 吉祥寺】が2位となり、ついに首位陥落となりました(そもそも絶対王者とは、小橋以外ふさわしくないです)。

代わって首位に躍り出たのが、ガーデンプレイスでお馴染みの恵比須とのことです。おいしいお店が並んだり、街並みがきれいだったり恵比須横丁があったりと、間違いなく魅力的な街です。また、そもそも都心の一等地であり、吉祥地と違って交通の利便性も抜群に高いです。(注)決して吉祥寺をディスっているわけではないです。

 

 

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◆住みたい街と住みやすい街の差とは?

言うまでもなく住みたい街とは、憧れや願望の意味合いが強いものと思いますが、このランキングでいう恵比須とは、代官山や中目黒、ちょっと外れて広尾まで範囲を広げた恵比須エリアを指しているんじゃないかと個人的に感じています。相当安易ですが、赤坂や青山一丁目はあれだけど、この辺りって都会だけど何となく住めそう、手が届きそうということで人気なのではないでしょうか。

 

恵比寿近辺

 

そうは言ってもここ数年の土地価格上昇につき、恵比須の平均坪単価は660万円と、トンデモ数字になっています。価格の上昇率から考えても、賃貸ではなく購入という選択肢を持っても、恵比須ならいいかもしれません(いわゆる売却益を狙ったキャピタルゲイン)。

ここで、東洋経済より毎年「住みよさランキング」が公表されていますが、これによると1位は千葉県印西市とのこと。大型ショッピングセンターや家電量販店等の利便度、公園などの近隣環境の快適度、所得層に応じた富裕度、持ち家世帯比率などで構成される住居水準充実度において高い水準を誇り、2015年の公表で四年連続で全国一住みやすいという称号を得ています(唯一病院や診療所等の安心度のみ低水準となっていますが)。ちなみに恵比寿は圏外です。
住みたい恵比寿、住みやすい印西。生活する上では、やはり印西を選んだ方がいいのでしょうか。自分もよく分かりません。

 

 

◆株よりもリスクが少なく、保険よりもリターンが大きい不動産投資

ただ、すでにトレンドとなっていますが、投資用物件を恵比寿などの都心に構え、居住用物件を印西などの郊外に建てるのが理想なのではと改めて思います。より東京へ、より都心へという時代の流れも相まって、空室リスクが少なく、安定的なインカムゲインが見込まれ、かつこの先地価も堅いことを考えれば、不動産投資の運用としてこれ以上ないと思われます。これに今回のランキングが恵比寿人気に拍車を掛け、より激アツなエリアになると予想されます。なんですけど、どうにもモノが少ない。優良物件は業者に抑えられ、なかなか市場に出回ってこないのが現状です。投資物件の購入を検討されている際は、いい物件が現れるまで地道に気長に待つに限るんでしょうね。。

さて、今回の住みたい街ランキングで、横浜が前年に続き3位にランクインされていました!
これも横浜の定義が広すぎての結果だと思いますが、おそらくみなとみらいエリアを含んでいると思われます。
某日テレ系深夜情報番組で、またマツコにボロクソに言われるんだろうなぁ。テレビ用とは言え、横浜在住の自分としては何とも複雑な気分ですあれ。

 

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